志賀高原石の湯のゲンジボタル生息地
名称: | 志賀高原石の湯のゲンジボタル生息地 |
ふりがな: | しがこうげんいしのゆのげんじぼたるせいそくち |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 長野県 |
市区町村: | 下高井郡山ノ内町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 2008.03.28(平成20.03.28) |
指定基準: | 動2 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 長野県山ノ内町のゲンジボタルの生息する石の湯一帯は、火山性の高原地帯である。石の湯周辺は約25万年前に活動した志賀火山の溶岩が川(角間川)をせき止めてできた湖の中心に当たる。このせき止め湖には厚さ50mほどの土砂が堆積した。その後、角間川の浸食がすすみ湖は干上がり湖底が顔を出す。角間川に流れ込む岩倉沢川の水は、志賀山の西部山地にしみこんだ雨水や雪解け水が岩倉沢川に湧きだしたものである。また岩倉沢川沿いの3箇所では温泉水が流入し、河川水の水温を高めている。石の湯のゲンジボタルは、昭和57年から三石暉弥氏と長野西高等学校生物班により詳しい調査がなされている。この調査に拠れば石の湯のゲンジボタル生息地の最大の特徴は高標高地であり、湧出する温泉水に依存している点である。標高は1,580~1,620mと高く、文献上での最高標高地点である山梨県富士河口湖町、忍野村の840mを大きく上回る。二つめはホタルの発生期間が長いことである。他の生息地の発生期間が1ヶ月程度なのと比べ平均3ヶ月以上と長く、時には5ヶ月に及んだこともある。この他にも成虫の寿命が長い、明滅周期が長いなど他の生息地にない多くの特徴を持っており、ホタルの生息地として重要である。 |
天然記念物: | 忍野八海 志布志の大クス 志津川のオキチモズク発生地 志賀高原石の湯のゲンジボタル生息地 忠海八幡神社社叢 恩徳寺の結びイブキ 息長ゲンジボタル発生地 |
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