御裳濯川とは? わかりやすく解説

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みもすそ‐がわ〔‐がは〕【御裳濯川】

読み方:みもすそがわ

伊勢神宮内宮神域内を流れ五十鈴川(いすずがわ)の異称倭姫命(やまとひめのみこと)がこの清流で裳を洗い清めたという故事による名。


御裳濯川

読み方:ミモスソガワ(mimosusogawa)

五十鈴川異称


御裳濯川

読み方:ミモスソガワ(mimosusogawa)

所在 三重県

水系 宮川水系五十鈴川


五十鈴川

(御裳濯川 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 03:16 UTC 版)

五十鈴川
伊勢神宮内を流れる五十鈴川

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五十鈴川(いすずがわ)は、三重県伊勢市を流れる宮川水系一級河川である。

概要

伊勢市南部に源を発し北流。伊勢市街を流れ、伊勢湾に注ぐ。

倭姫命が御裳のすその汚れを濯いだという伝説があり、御裳濯川(みもすそがわ)の異名を持つ[1]。古くから清流とされ、和歌にも多く歌われてきた。

【河水清】さくすずの 五十鈴の川の きよきかな 底の真砂も みえわたるまで — 神宮祭主多嘉王、1926年(大正15年)の歌会始[2]
皇大神宮(伊勢神宮内宮)の御手洗場

神路山を源流とし、支流島路川と合流、皇大神宮伊勢神宮内宮)の西端を流れており、御手洗場(みたらしば)が作られている。この御手洗場では、かつては手洗いだけではなく、口濯ぎまで行われた。現在でも伊勢神宮の公式ウェブサイトで「神聖な川、清浄な川として知られる五十鈴川の水で心身ともに清めてから参宮しましょう」「天気のいい日は五十鈴川「御手洗場」で、口と手を清めることをお勧めします[3]」と記載され、推奨されている。

宇治橋

この川に架かる宇治橋は、聖俗界を分ける境界といわれる。

川にはコイが棲息していたが、参拝者が投げ入れる硬貨などで口を詰まらせる被害が後を絶たない為、神宮内の池に移され保護されている。[4]

主な支流

五十鈴川派川(分流)
河口付近では五十鈴川派川と分かれ本流は勢田川と合流しているが、1498年明応7年)の東海・東南海・南海連動型地震である明応地震によって流路が変わったためであり、朝熊山麓を東流して二見浦夫婦岩の東側で伊勢湾へ注ぐ現在の五十鈴川派川が以前の本流であったという。五十鈴川に囲まれた伊勢市二見町三角州のような形状であるが、三角州ではあり得ない標高約120mの音無山がある。
島路川
伊勢神宮内宮付近で、五十鈴川本流と合流している。

その他

ギャラリー

脚注

  1. ^ 宇治橋・五十鈴川|内宮(皇大神宮)|神宮について|伊勢神宮”. 伊勢神宮. 2019年9月6日閲覧。
  2. ^ 星野小次郎編『明治・大正・昭和勅題歌集』(万里閣、1935年)322頁。
  3. ^ 神宮司庁 伊勢の神宮/皇大神宮(内宮)(2011年10月8日閲覧)
  4. ^ 伊勢市観光協会内宮さんの鯉
  5. ^ a b 安斎随筆巻之八[1]

関連項目

外部リンク



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