従来マシンからの改良とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 従来マシンからの改良の意味・解説 

従来マシンからの改良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 00:44 UTC 版)

System/370」の記事における「従来マシンからの改良」の解説

System/370 はその約20年歴史の中で数回アーキテクチャ改良重ねてきた。最初の最も大きな変更仮想記憶導入であり、1972年IBM の "System/370 Advanced Function" の発表より一般に公開された。IBM当初System/370 では何故か仮想記憶採用しなかった。1972年発表には以下の事項含まれていた。 全 System/370 機種へのアドレス再配置ハードウェア導入 新たな System/370-158 と -168発表 新たな4つオペレーティングシステム発表: DOS/VS仮想記憶サポートした DOS)、OS/VS1仮想記憶サポートした OS/MFT)、OS/VS2(仮想記憶サポートした OS/MVT。後に SVS と MVS へと進化)、VM/370CP/CMS の再実装仮想記憶実際にはこの発表以前System/370 ハードウェア導入されていた。 1971年、System/370-145 で実装された(同機仮想記憶開発行った Cambridge Scientific Center極秘裏に搬入された。この時期既にアドレス再配置ハードウェア完成していたと思われる1972年、System/370-155-II と System/370-165-II は即座に System/370-158 と -168置換されその後アーキテクチャ上の変更主記憶容量拡張物理メモリ仮想アドレス空間)が中心となった。これは、負荷増大顧客要望にこたえるためであった。これはムーアの法則に従ってメモリ単価低下したことによる必然的傾向であったIBMメインフレーム開発では、基本的に従来互換は常に保たれていた。 1981年10月、3033 と 3081 プロセッサに "extended real addressing" が追加され物理記憶装置アドレス26ビット拡張された(個々アドレス空間依然として24ビットであった)。この拡張は 4381 や 3090 といった他のシステムにも適用されていったSystem/370-XA (eXtended Architecture)アーキテクチャ: 3081 と 3083 プロセッサ1983年初めに利用可能となったアドレス空間24ビットから 31ビットへの拡張2つアドレス空間の間でデータ移動させる機能入出力アーキテクチャの完全な再設計(動的チャネルサブシステム)などの大きな改良なされたESA/370 アーキテクチャEnterprise System Architecture、後に ESA/390改称)では、32ビットのアクセスレジスタ16本を追加しアドレッシングモード追加し複数アドレス空間同時に扱う機能いくつか追加された。

※この「従来マシンからの改良」の解説は、「System/370」の解説の一部です。
「従来マシンからの改良」を含む「System/370」の記事については、「System/370」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「従来マシンからの改良」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

従来マシンからの改良のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



従来マシンからの改良のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのSystem/370 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS