後代への影響、名前の流用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 23:08 UTC 版)
「ディオティマ」の記事における「後代への影響、名前の流用」の解説
彼女の名前は、哲学や芸術に関係する事業や、雑誌、論文、その他の名称に用いられている。 ポーランドの作家ヤドヴィガ・ウシュチェヴスカ(Jadwiga Łuszczewska、1834年 – 1908年)は、ディオティマを意味する筆名(デオテュマ、Deotyma)を用いた。 ドイツの詩人フリードリヒ・ヘルダーリンは、小説『ヒュペーリオン』を書く着想を与えた女性ズゼッテ・ゴンタルト (Susette Gontard) を、作中ではディオティーマとして登場させている。この作品では、架空の一人称の主人公であるヒュペーリオンが、ベラルミンやディオティーマに宛てた書簡を綴る。 イタリアの作曲家ルイジ・ノーノは、ディオティマの名を弦楽四重奏曲『断片=静寂、ディオティーマへ (Fragmente-Stille, an Diotima)』の標題に入れ、ヘルダーリンの『ヒュペーリオン』から、作中のディオティーマ宛の書簡の引用を盛り込んだ。 ディオティマは、ロベルト・ムージルの小説『特性のない男 (Der Mann ohne Eigenschaften)』の主要登場人物のひとり。 ディオティマは、サイレント映画『聖山 (Der heilige Berg)』におけるレニ・リーフェンシュタールの役名。 ディオティマは、ボリス・パステルナークの短い詩「Irpen」に登場する女性。 マンティネイアのディオティマは、ゲイリー・コービー (Gary Corby) の小説『The Pericles Commission』と『The Ionia Sanction』のおもな登場人物である2人のうちのひとり。 『Diotima』は、ニューヨークの実験的ブラックメタル・バンド、クラリス (Krallice) の3枚目のアルバム。 小惑星ディオティマ (423 Diotima)は、ディオティマにちなんで名付けられたものである。
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