後代の著名な引用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 13:55 UTC 版)
「Civis romanus sum」の記事における「後代の著名な引用例」の解説
1850年6月25日、イギリス首相パーマストン子爵はドン・パシフィコ事件をめぐっての答弁でこの成句を引用した。 古のローマ市民が『私はローマ市民である』と言えば侮辱を受けずにすんだように、イギリス臣民も、彼がたとえどの地にいようとも、イギリスの全世界を見渡す目と強い腕によって不正と災厄から護られていると確信できるべきである。 1963年6月26日、第35代アメリカ合衆国大統領、ジョン・F・ケネディが西ベルリンで行った演説「Ich bin ein Berliner」でこの成句を引用した。 2000年前は、最も誇り高き言葉は『私はローマ市民だ』であった。今日、この自由な世界において、最も誇り高き言葉は『私はベルリン市民だ』である。 1994年3月31日、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のサラエヴォ包囲の最中、アメリカ合衆国国連大使を務めるマデレーン・オルブライトはこの成句をもじって、「私はサラエボ市民だ」と演説した。
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