後代の物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 04:26 UTC 版)
ヘーラクレースがオムパレーに仕えたとき、二人は互いの衣装を取り替えたとされる。この衣装取り替えについては、ローマ期以降脚色を受けて物語化され、絵画の題材としても好んで採り上げられるようになった。以下は、B.エヴスリン『ギリシア神話小事典』の記述の概略である。 オムパレーは専横な主人で、ヘーラクレースは女装のうえ、糸紡ぎの仕事をさせられた。オムパレーがヘーラクレースの獅子の皮を身にまとい、棍棒を持ったところ、棍棒の重さによろめいた。ある日、オムパレーは森から奇襲を受け、牛をさらわれ、部下が殺された。ヘーラクレースが獅子の皮をまとって棍棒を持って森に入り、敵を掃討したので、オムパレーはヘーラクレースを夫とし、3人の子を産んだ。
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