彼女の死後と事件の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 23:40 UTC 版)
「クリスティーナ・グリミー」の記事における「彼女の死後と事件の影響」の解説
2016年6月17日、家族により、メモリアル動画がYouTubeのアカウントに投稿された。再生回数は、2016年10月15日現在、500万回を超えている。 2017年に任天堂から発売予定の「ゼルダの伝説」の最新作に、彼女へのオマージュとして、キャラクター出演させて欲しいというファンの署名が多数集まった。署名は75000名以上にも及んでおり、これは生前、彼女がゼルダの伝説の熱狂的なファンであり、度々Twitterなどでもつぶやいていたことから起因するものである。なお、彼女のYouTubeのアカウント名は「zeldaxlove64 Christina Grimmie」である。これを受けて任天堂は「私たちも彼女を想う気持ちはあります。現時点で具体的に可能かどうかは決められませんが、皆様の署名を厳粛に受け止めたい」と、TIME紙にて発表した。 クリスティーナの銃殺事件は、コンサート会場のセキュリティを強化するための活動に繋がっている。また、2004年に発生したオハイオ州コロンバスのライブハウスで、アメリカのヘヴィメタルバンド「ダメージプラン」のコンサートの開始直後に、銃を持った男が演奏中のギタリスト、ダイムバッグ・ダレルに向かって発砲した殺人事件で、彼の実兄のヴィニー・ポールが、2つの事件の類似性を指摘し、「2004年にダレルが射殺された後、すべてのコンサート会場の運営者は、ありとあらゆる危険から、アーティストを守るよう、強く訴えかけたにも関わらず、このような悲劇が再び起きた。そして、新たなスターの命が失われることになった」と語った。 6月23日、米国のビルボード紙は、すべての銃の購入に関して、厳しい経歴調査を行い、テロの疑いがある人物に関しては、全面的に銃を販売しないという公開状を、国会へ提出したと表明した。ビルボードの編集者は「こうした危険な人々が銃を得ることができる容易さが、グリミーの殺人と、次の夜、同じくフロリダ州オーランドで発生した銃乱射事件に繋がった。」と述べた。公開状には、ビリー・ジョエル、シェール、ジェニファー・ロペス、レディー・ガガを含め、約200人の音楽業界の著名人によって署名された。
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