強勢を表す
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 02:44 UTC 版)
「アキュート・アクセント」の記事における「強勢を表す」の解説
イタリア語 accento acuto (アッチェント・アクート)といい、単語の最後の音節に強勢がある場合などで、その母音が狭い e や o ( 広めの /ɛ/ や /ɔ/ ではない /e/ や /o/ )のときに付号する(例: perché 「なぜ」、poiché 「~だから」)。 accento grave (アッチェント・グラーヴェ、グレイヴ・アクセントのこと)に比べると用量はずっと少ない。グレイヴ・アクセントも参照のこと。 スペイン語 acento (アセント)、もしくは tilde (ティルデ)と呼び、強勢の位置を示すのに使われる。ただし、規則的な位置(最後から2番目の母音など)に強勢がある場合にはこの記号は用いない。この記号を用いるのは不規則的な位置に強勢のある場合(例: máquina 「機械」、最後から3番目の母音に強勢がある)、および同綴語同士の一方に付加することによって区別をつける場合(例: te 「きみを」に対する té 「お茶」)で、記号は正書法上綴りの一部であり、義務的である(インターネットなどでは省かれる場合もある)。ただし、大文字で書くときにはこの記号を省略する場合がある。 ポルトガル語 スペイン語と同様、強勢の位置を示すのに使われるが、狭い a, e, o に強勢が置かれるときにはかわりにサーカムフレックスを使用する。 カタルーニャ語 アキュートまたはグレーブ・アクセントによって強勢の位置を表す。e と o に関してはアキュート・アクセントのついたものが狭い母音 /e/, /o/ を、グレーブ・アクセントのついたものが広い母音 /ɛ/, /ɔ/ を表す。a にはグレーブ・アクセントのみ、i, u にはアキュート・アクセントのみがつく。 ウェールズ語 á, é, í, ó, ú, ẃ, ý は、単語の最後の音節に使われて、そこに強勢があることを表す。また、ẃ は、半母音ではなく母音であることを示すために使われることもある。
※この「強勢を表す」の解説は、「アキュート・アクセント」の解説の一部です。
「強勢を表す」を含む「アキュート・アクセント」の記事については、「アキュート・アクセント」の概要を参照ください。
- 強勢を表すのページへのリンク