底辺からの復活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:22 UTC 版)
「ドウェイン・ウェイド」の記事における「底辺からの復活」の解説
2008-09シーズン シーズン前の北京オリンピックでの活躍はウェイドの完全復活を予感させるものだった。そして新シーズンが始まるとウェイドは過去2シーズンの不振が嘘のように精力的にプレーし、11月19日のトロント・ラプターズ戦では40得点11リバウンド5ブロックを記録し、40得点10リバウンド5ブロック以上を記録した史上2人目の選手となった(1977年のアルバン・アダムズ(英語版)以来)。オールスター明け後から3月に掛けては高得点を連発し、2月28日のニューヨーク・ニックス戦では第4Qだけで24得点をあげ、フランチャイズ記録を更新すると、3月9日の48得点を記録したシカゴ・ブルズ戦で78試合連続2桁得点を達成したことになり、これもまたフランチャイズ新記録となった。3月14日のユタ・ジャズ戦では50得点10リバウンド9アシストをあげ、あとアシスト1本で50得点とトリプルダブルという大記録を達成するところだった。さらにこの試合でアロンゾ・モーニングの記録を抜いてヒートの歴代通算得点1位となった。4月12日のニックス戦ではキャリアハイの55得点をあげている。 ウェイドは30.2得点5.0リバウンド7.5アシストを記録し、初の得点王を受賞、オールNBA1stチームにも選出される。さらにシーズン通算2000得点500アシスト100スティール100ブロック以上を達成したNBA史上初の選手となり、また6フィート5インチ(約196cm)以下の選手としては史上初めてシーズン通算100ブロック以上を達成し、史上8人目となる2000得点500アシスト150スティール以上も達成した。チームも前年の大不振から立ち直り、43勝39敗を記録してプレーオフに復帰。1回戦ではアトランタ・ホークスと対決し、第7戦まで戦った末に惜敗している。 2009-10シーズン 昨季の勢いを継続し、この年も個人では26.6得点4.8リバウンド6.5アシストと良い成績を残す。得点、アシスト、スティールがリーグTOP10に入り、チームの勝ち星も前年より4つ増やした。しかしこの年のヒートは完全なウェイドのワンマンチームで、期待のマイケル・ビーズリーらが期待に応えられず、プレーオフ1回戦でもウェイドが孤軍奮闘し第4戦は46得点と爆発したものの、独力では勝てず、チームはボストン・セルティックスに1勝4敗で敗退した。
※この「底辺からの復活」の解説は、「ドウェイン・ウェイド」の解説の一部です。
「底辺からの復活」を含む「ドウェイン・ウェイド」の記事については、「ドウェイン・ウェイド」の概要を参照ください。
- 底辺からの復活のページへのリンク