幸香一号菌【サチカイチゴウキン】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6681号 |
登録年月日 | 1998年 7月 17日 | |
農林水産植物の種類 | しろたもぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 幸香一号菌 よみ:サチカイチゴウキン |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 7月 18日 | |
品種登録者の名称 | 東和男、平岡三郎、岩阪雅由 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県伊都郡かつらぎ町萩原575-5、和歌山県橋本市古佐田3丁目1の5、奈良県五條市大津町213番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 東和男 平岡三郎 岩阪雅由 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,無名市販品種と「宝一号菌」の一核菌糸を交配して育成されたものであり,菌さん中央部の色が白で,菌柄の形が太長の菌床栽培向き品種である。 菌さんの大きさはやや小,断面は丸山形,中央部及び周縁部の色は白,肉の厚さは薄,肉質は普通,斑紋の多少は少,大小は小,分布の状態は中央部,明瞭度はかなり不明瞭である。菌しゅうの色は白,並び方は正常,幅及び密度は普通である。菌柄の菌さんへのつき方は中心生,形は太長,色は白,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5~2.0である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は81~90日,菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日,芽出し最適温度は15~18℃,子実体の成長最適温度は15~17℃である。子実体の発生型は株状型,収量は121g/瓶以上,有効茎本数は41本以上である。 「宝の華M-8171」と比較して,菌さん中央部及び周縁部の色が白であること,斑紋の明瞭度がかなり不明瞭であること等で,「いいやまホワイトM-8171」と比較して,菌さんの肉の厚さが薄いこと,菌しゅうの並び方が正常であること,菌柄の形が太長であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に出願者の施設(和歌山県橋本市)において,無名市販品種と「宝一号菌」の一核菌糸を交配して得られた子実体の中から選抜,以後,栽培試験及び特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 幸香一号菌のページへのリンク