巡航船の沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:03 UTC 版)
1915年(大正4年)、個人経営の定期船として運航を開始。その後、1995年(平成7年)からは尾鷲市と須賀利町の共同出資による第三セクター方式になった。1998年(平成10年)度には年間17,208人の利用があったが、2006年(平成18年)には5,947人にまで減少し、経営が苦しくなっていた。巡航船しか公共交通を持たない須賀利町では児童・生徒の通学や高齢者の通院・買い物などにはなくてはならない存在であり、2007年(平成19年)10月からは日曜日を運休して赤字を減らす取り組みを続けながら存続していた。 以前より住民からバスへの転換要望が出されており、2012年(平成24年)1月に行われた住民投票で巡航船の廃止とコミュニティバスへの転換が決定し、9月29日をもって廃止された。 最末期まで巡航船に使用されていた「すがり丸」は、1992年(平成4年)に現在の紀北町で製造されたものであるが、2013年(平成25年)1月の競売で紀北町の業者の所有となり、さらに同者が静岡県の業者に転売した。
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