展示・設置物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 13:45 UTC 版)
きのこ文庫 くすのき並木 連理の枝 正門の左側「未来くん広場」には、大きなきのこ姿の設置物がある。「きのこ文庫」と呼ばれ、内側に小学生向けの図書が収められている、全国的にも珍しい野外設置の図書館である。1985年(昭和60年)、親子連れの来園者に楽しんでもらうことを目的に、京都平安ライオンズクラブが設置した。1000冊の本ときのこ型の書架2基ではじまり、2度の寄付を経て、書架4基、約3000冊の図書となっている。 「未来くん広場」の東側には、「くすのき並木」と呼ばれる道がある。夏が見ごろで、川端康成の小説『古都』にも登場し、京都の財産とも称される。開園当初からの植栽で、現在でも、約200メートルに樹齢約100年のクスノキ約90本が並木道を形成している。川端康成の小説『古都』での植物園の記載は複数回あるが、くすのき並木についての記載は、次のとおりである。 「わたしは、ここの楠の並木道が好きで、園の再開を待っとりました。樹齢は五六十年の楠どすやろけど、ゆっくりゆっくり通って来ました。」 — 川端康成『古都』でのくすのき並木 半木神社の東側には「連理の枝」と呼ばれる木がある。連理木で京都府立植物園では、モミとムクノキが完全に融合している。連理の枝は、男女の仲の良いことの例えのため、半木神社とあわせて、恋愛スポットとなっている。京都の都市伝説で、京都府立植物園でデートをすると別れるというものがあり、その伝説の払底に一役買っている。 きのこ文庫 くすのき並木 連理の枝
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