小麦胚芽油とは? わかりやすく解説

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こむぎ‐はいがゆ【小麦×胚芽油】

読み方:こむぎはいがゆ

小麦胚芽から抽出した油。リノール酸ビタミンE豊富に含む。食用


小麦胚芽油

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 16:57 UTC 版)

透明なバイアル瓶中のコムギ胚芽油

小麦胚芽油(こむぎはいがゆ、Wheat germ oil)は、コムギ全粒の2-3%の重量を占めるコムギ種子から抽出されるである[1]。コムギの胚からは、8-14%の油がとれる[1]

100gの小麦胚芽油のカロリーは、884calである[2]ビタミンEの含量が高いが(149 mg/100g)[2]、その量は、押出成形処理、焙煎、または6週間の保管による酸化で大幅に減少する。料理油としては、風味が強く、日持ちがしない。

小麦胚芽油は、以下の脂肪酸を含む[1][2]

組成 g/100g
リノール酸 (ω-6脂肪酸) 55
パルミチン酸 17
オレイン酸 15
α-リノレン酸 (ω-3脂肪酸) 7

小麦胚芽油は、フィトステロール、特にカンペステロールβ-シトステロールの含有量が多く、これらは長期間の保存でも安定して残る[1]。また、植物蝋に多く含まれる28炭素鎖のステロールであるオクタコサノールも含む[1]

関連項目

出典

  1. ^ a b c d e Liu, Xiaojun; Chi, Chengye; Zhou, Shengmin; Jiang, Yuanrong (2023). “Comparison of wheat germ and oil characteristics and stability by different stabilization techniques”. LWT - Food Science and Technology 191: 115664. doi:10.1016/j.lwt.2023.115664. 
  2. ^ a b c Nutritional profile of wheat germ oil per 100 grams”. FoodData Central, US Department of Agriculture (2019年4月1日). 2023年12月22日閲覧。


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