小樽方面入口の新設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 07:03 UTC 版)
「手稲インターチェンジ」の記事における「小樽方面入口の新設」の解説
2019年(令和元年)の開通まで札幌市北西部から札樽道を利用して小樽方面へ向かうには、小樽市の銭函IC、あるいは逆方向の札幌都心寄りにある札幌西ICを利用しなければならなかった。 1997年(平成9年)、インターチェンジ周辺の連合町内会から、鈴木道雄日本道路公団総裁(当時)宛てへ手稲ICの小樽方面アクセスの新設要望が提出され、1998年(平成10年)には桂信雄札幌市長(当時)宛てにも提出された。同年末には札幌市も将来的な必要性を認め、関係機関へ働きかけを行うとしていた。 2000年(平成12年)に日本道路公団北海道支社が用地の測量や買収などを行っていたが、道路関係四公団の民営化により、東日本高速道路は有料道路ネットワーク整備時期の検討に取り掛かり、小樽方面への乗り口レーン新設は継続調査となっていた。 2014年(平成26年)8月、東日本高速道路北海道支社が2018年度(平成30年度)に開通予定である北海道横断自動車道の小樽JCT - 余市ICの開通までに、手稲ICの小樽方面入口を整備する方針を発表し、地形調査や詳細設計に着手。入札の不調から、東日本高速道路は工期を2017年(平成29年)7月28日から2019年(令和元年)9月15日とする契約を締結し、2017年(平成29年)11月に着工、2018年度(平成30年度)中に完成予定であると報じられていた。その後、2019年(令和元年)11月24日14時に開通した。 小樽方面入口が開通したことで、手稲渓仁会病院(後志地域から最も近い三次救急医療機関)によるドクターカーの後志方面への運用範囲も拡大し、救急医療体制の充実が期待される。
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