導入の経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:54 UTC 版)
「関東鉄道キハ300形気動車」の記事における「導入の経過」の解説
1987年に第一陣として購入されたのは、キハ30形とキハ35形が各3両、キハ36形が4両の計10両である。これらは水海道機関区で整備工事を受け、旧キハ30形はキハ300形(302 - 304)、旧キハ35形・キハ36形はキハ350形(351 - 357)として翌1988年2月から順次営業運転に投入された。片運転台のキハ350形は同形式2両で編成を組み、車両番号は取手向きが偶数、下館向きが奇数となっている。その1988年もキハ35形9両とキハ36形1両の計10両が国鉄清算事業団から購入された。これらも整備工事を受けて翌1989年(平成元年)8月までに就役し、キハ350形(358 - 3517)となった。このうち3517は取手向きであったが、欠番を嫌って例外的に奇数番号が付与され、後年の増備によって下館向きの2代目3517が登場した際に3518に改番されている。 1990年(平成2年)にはさらなる車種統一の推進のため、九州旅客鉄道(JR九州)からキハ30形10両が購入された。これらは整備工事を受けて1991年(平成3年)1月から1992年5月にかけて9両がキハ300形(305 - 3013)として就役したが、1両(キハ30 93)は入籍されずに部品取り車となり、後に解体された。その1992年は東日本旅客鉄道(JR東日本)から相模線の電化によって余剰となったキハ30形3両とキハ35形7両の計10両が購入された。これらはキハ300形(3014 - 3016)とキハ350形(3517〈2代〉・3519 - 3523)として就役したが、キハ35形1両(キハ35 158)は、車両更新方針の変更(新造車による置き換え)により、入籍されないまま解体された。
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