容疑者の逮捕まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:35 UTC 版)
「姫路2女性殺害事件」の記事における「容疑者の逮捕まで」の解説
2005年1月20日、当時23歳の女性会社員(以下A)と、Aの高校時代からの友人である23歳の女子専門学校生(以下B)が失跡した。Aの室内には現金がそのまま残されていたため、事件性を感じたAの両親が姫路警察署に捜索願を出した。Aの両親は連日姫路警察署に相談しに行ったが、担当の刑事は「年間1200人もの捜索願が出ているので、相手できない」と相手にせず、捜査に動こうとしなかった。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}刑事が家族に電話機を投げつけようとしたこともあったという[要出典]。 1月22日、姫路警察署ではまともな捜査が行われないと考えたAの両親は、知人のつてを頼り兵庫県警警察官の飛松五男巡査部長と接触。Aの両親は飛松に対し、Aが失踪する少し前に、Aが「ウエダ」と名乗る男を彼氏として連れてきたこと(以下、男をT)、Tは29歳で資産家の息子だと言っていたことを伝え(実際は39歳)、Tの調査を依頼した。飛松は「ウエダ」の車のナンバーからTの本名と住所を突き止め、Tを張り込むのと同時に姫路警察署に通報した。 1月29日、飛松の調査結果に基づき、姫路警察署は署員2名をTの自宅へ向かわせた。署員はTの同意を得て室内に入り調査したところAはおらず、代わりに手錠をかけられて意識がもうろうとした別の少女(以下C)を確認した。署員がCに質問したところ、Cが「帰らへん」「ここにおる」と答えたため、また、Tに任意同行を求めたが断られたため、そのまま引き上げてしまった。姫路警察署の対応に納得がいかなかったAの両親は再び飛松に応援を求めた。飛松がTの自宅前にてTを尋問したところ、Tが覚醒剤を打っているような反応を示したために、飛松はTを問い詰めた後に相生警察署へ通報した。通報から1時間半後に相生警察署が駆けつけ男を連行しCを保護、翌日の1月30日に覚醒剤取締法違反により男は緊急逮捕された。
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