容易な造語、学問・科学への成長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 02:14 UTC 版)
「-logy」の記事における「容易な造語、学問・科学への成長」の解説
「xxx + logy」という形式の言葉には、数百年以上の歴史を持つ由緒正しいものから、まだほんの数年程度の歴史しか持たない新しいものまである。 さらに言うならば、ヨーロッパ各国では何かしらひとつテーマを定めて話せば、そのお話を半ばユーモアを込めて" -logy"と呼ぶようなことが、日常的に行われている。例えば誰かがパブで、ビールについて熱く語りつづけていれば、それをユーモアを込めて"beer-ology"(ビアロロジー)などと呼んだりする。すなわち何でも名詞があれば + logy(あるいは+ology)で造語が簡単にできる。Cat(猫)についてのお話や研究はCat-ology(キャトロジー)。Wikiについての話や研究は、"Wiki-ology"(ウィキオロジー)といった要領である。これについては、日本語でも同様である。名詞があれば後ろに「論」「学」等をつけるだけで造語できる。上記の例に則れば、「猫論」や「ビール学」などと言えるのである。 このように、辞書には掲載されてはいないが、誰かによってどこかで使われている「xxxx + ology」 が、実際には無数に存在しているのである。そのような生まれたばかりの 「xxx + ology」の中から、やがて内容が充実し、方法論を整えられ学や科学にまで育ち、辞書に掲載されたり、大学の学科として実際に設置されるものが出てくるのである。 全ての学問を表す単語が「xxx + logy」という形式であるとは限らない。「mathematics(数学)」「physics(物理学)」「economics(経済学)」のように接尾辞「-ics」が付くもの、「chemistry(化学)」「dentistry(歯学)」「geography(地理学)」「engineering(工学)」のようにその他の接尾辞が付くもの、「philosophy(哲学)」「law(法学)」「medicine(医学)」「pharmacy(薬学)」のように接尾辞が付かないものなど様々である。
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