宮野浦部屋
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岩の藤 要(いわのふじ かなめ) 「BURST」に登場する宮野浦部屋所属の幕下力士。ぶちかましを得意とし、額にはぶちかましの稽古でついた大きな瘤がある。飄々とした明るい性格で、「OK」などと英語まじりの独特な口調をしている。入門8年目。 体の線が細かったことと一見して間の抜けたように見えることから先代・当代ともに親方には期待されていなかったが、当代の親方が発した「体を活かしたぶちかましを武器にしろ」というほぼ皮肉(先述のように岩の藤は体の線が細い)と言える投げやりな助言を忠実に守って稽古を積み続け、やがて空流・新寺両親方に注目され認められるほどの実力を身に着けた。自分が成長するきっかけを作り、成長後は熱心に見守っている当代の親方を尊敬している。土俵外から鯉太郎の狙いを見抜くなど観察眼も鋭いが、話し方が独特すぎるため他者には伝わらない。 幕下優勝決定戦の第一回戦で鯉太郎と対戦、互いにぶちかましをぶつけ合う派手な取組を見せ、得意の助走代わりにその場で全身をねじって威力を乗せることを活かした岩の藤のぶちかましからヒントを得た鯉太郎が取組中にぶちかましを進化させ、ぶちかまし合戦を制される形で敗れた。敗れた後も悔しさを表に出すことなく、笑顔で鯉太郎との再戦を誓っていた。 「最後の十五日」では、東前頭七枚目に昇進。鯉太郎の五日目の取組相手となり、ぶちかましのぶつけ合いの一瞬の隙を突かれ、下手投げで敗れた。 暁 秀則(あかつき ひでのり) 宮野浦部屋の親方。先代が急逝したことで部屋を継いだが現役時代の最高位が十両どまりであったため弟子に侮られ、やがて弟子は次々と部屋を離れていき自信と気力を無くしていた。そんな中で岩の藤が、自分の投げやりな助言に従って猛稽古を繰り返し大きく成長したことを知り、「必ず一流にする」と心に誓い熱心な指導を行うようになった。岩の藤を応援する気持ちが強く、鯉太郎に敗れた後も消沈することなく健闘を称えていた。「最後の十五日」では、誓い通り幕内にまで育て上げた岩の藤を応援する姿が見られる。
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