官省符荘
読み方:カンショウフノショウ(kanshoufunoshou)
官省符荘
官省符荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 17:15 UTC 版)
太政官の発する太政官符(もしくは太政官の指令に基づいて民部省が発する民部省符)に基づき、不輸租田の指定を与えた。 その免田(荘田)の年貢や公事は自己の直接収入とし、国家に対しては租税の一部またはすべてが免除された。 荘園は上記の不輸租田から成り、官省符荘と呼ばれた。 これは10世紀頃の摂関政治の下で成立した。荘園の寄進を受けて本家や領家となった大貴族(権門勢家)・大寺社などの荘園領主はみずからの政治権力を行使し官省符を受けた。
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