高野枡〈応永三年八月 日/高野山沙汰人連署刻銘〉
| 主名称: | 高野枡〈応永三年八月 日/高野山沙汰人連署刻銘〉 |
| 指定番号: | 17 |
| 枝番: | 0 |
| 指定年月日: | 1981.06.09(昭和56.06.09) |
| 国宝重文区分: | 重要文化財 |
| 部門・種別: | 歴史資料 |
| ト書: | |
| 員数: | 1口 |
| 時代区分: | 室町 |
| 年代: | 応永3年 |
| 検索年代: | |
| 解説文: | 本枡はいずれも近時、和歌山県伊都郡かつらぎ町にある宝蔵寺より発見されたものである。 この高野枡の形状は、木製で針葉樹系の材を用い、各縁に鉄をめぐらせたいわゆる金伏枡で、側板外面の一面に「應永〈丙/子〉八月日」の年紀が陰刻され、他の三面にも各々「年預(花押)」、「行事(花押)」、「預(花押)大吉」の高野山沙汰人の刻銘がある。 本枡は高野山が応永三年(一三九六)の検注に際し、新たに定めた官省符荘の年貢収納枡と認められ、製作年紀を明らかにする現存最古の判枡遺品であり、特に成立の歴史的背景を伝えていることは、中世量制史上に注目される。 |
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