官社とは? わかりやすく解説

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かん‐しゃ〔クワン‐〕【官社】


官幣社

(官社 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/24 09:53 UTC 版)

官幣社(かんぺいしゃ)は日本において官(朝廷、国)から幣帛乃至幣帛料を支弁される神社官社(かんしゃ)とも。




「官幣社」の続きの解説一覧

官社(式内社)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 18:09 UTC 版)

社格」の記事における「官社(式内社)」の解説

国家保護受けた神社は、全て「官社」と呼ぶことができるが、通常は、朝廷より祈年祭班幣を受ける神社のことを言う。この制度始まりは明らかではないが、大宝元年701年)の大宝律令によって規定された。古代において、どの神社が官社であったのかは断片的にしか明らかではないが、律令時代末期法令延喜式』(延長5年927年))が現存しており、ここに官社リスト掲載されている。 『延喜式神名帳』に記載されている神社式内社しきないしゃ)といい、『延喜式』の時代明らかに存在していても延喜式神名帳記載されていない神社式外社しきげしゃ)という。式内社は2861社が記載されている。これらは当時朝廷から重視され神社であることを示している。式内社には、古より霊験著しいとされる名神」を祀る神社全て含まれており、それらを名神大社名神大)という。『延喜式』の時代には、官社制度はすでに充分に機能していなかったと言われているが、「式内社」は、後世格式高い神社であることを示す社格として非常に重視された。 官幣社神祇官より奉幣を受ける神社で、国幣社国司より奉幣を受ける神社である。それぞれに大・小の格が定められている。当初全て神祇官から直接奉幣受けていたが、遠国神社についてはそこへ行くまでに時間がかかるため、国司代理で行うようになり、官幣社国幣社の別ができた。ただし、遠国であっても重要な神社官幣社となっていた。 社格の順は以下の通り官幣大社 - 304198所(『延喜式神名帳記載、以下同様) 国幣大社 - 433155官幣小社 - 188375国幣小社 - 2207座2133所

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官社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 00:23 UTC 版)

近代社格制度」の記事における「官社」の解説

官社とは、祈年祭新嘗祭に国から奉幣を受ける神社である。官社は神祇官祀る官幣社と、地方官国司)が祀る国幣社分けられ律令制社格倣ってそれぞれに大・中・小の格があり、「昇格が行われた。官幣社国幣社まとめて官国幣社ともいう。 主として官幣社二十二社天皇皇族祀る神社など朝廷に縁のある神社国幣社各国一宮地方の有力神社中心である。官幣社国幣社実質的差異はないが、例祭について、官幣社へは皇室宮内省)から、国幣社へは国庫から幣帛供進された点が異なる(祈年祭新嘗祭どちらも皇室から奉幣を受ける)。明治初年国家宗祀であるとして、官費が官社の経費として支給されたが、明治20年1887年)度より毎年国庫から各社保存金が下付され明治39年1906年4月供進制度となった金額次第増加し昭和12年1937年)度には73万円になったまた、朝鮮神宮台湾神宮にはそれぞれの総督府から、靖国神社陸軍省から、供進金があった。当初官幣社のみに菊花紋章社殿装飾への使用認められたが、明治7年1874年)に国幣社にも認められた。 国幣大社当初から指定され神社はなく、大正4年1915年)に国幣中社気多神社(現・気多大社)などが昇格したのが最初である。 諸社からの昇格もあったため、全国11社のうち最終的に官社へ列格したのは218であった

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