宗形(櫛山)桜子(むなかた〔くしやま〕 さくらこ) - 笛木優子(3歳:井上琳水、9歳:大出菜々子)
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19 - 24歳(第1部)→33歳 - (第2部)→41歳(第3部)。本作の主人公。『いさみ酒造』の一人娘として何不自由なく育つが、兵庫にある慈慧寺の住職と秀ふじの娘である。慈慧寺の千年桜の下に捨てられていたのを住職が「桜子」と命名し育てていたが、3歳の時に千年桜を見に慈慧寺を訪れた郁造が養女として宗形家に迎え入れた。19歳の時に出会った比呂人と20歳の春に結ばれ、比呂人の子を妊娠したまま雄一と結婚。雄一に指一本触れさせないまま、娘・さくらを出産。結婚前から夜間の美容学校に通い、結婚後は『タチバナ美容室』で美容師として働いている。比呂人との恋が始まった頃に、郁造から比呂人とは異母兄妹だと告げられ苦しんだが、勝と秀ふじから兄妹ではないと告げられる。3年後、比呂人と再会し、さくらを連れて駆け落ちしようとするが、失敗し絶望感から比呂人と心中するが一人生き残った。勝やさくらの為に櫛山家の財産と「いさみ酒造」の酒蔵を取り返すべく、真紀枝の死後は唯幸の後妻となる。しかし、桜子の前に死んだはずの比呂人が出現し、さくらの手引きで再会。二人は再び愛し合うように。唯幸の死後は、美容室・酒蔵・唯幸の預金半額を遺産として手に入れる。紆余曲折を経て再び比呂人と結ばれるはずだったが、明美に比呂人を殺害されてしまう。その後、勝から何度か求婚されるが断っている。比呂人そっくりの堂一が出現し、好意を寄せられるが、女心・母心・比呂人への想いで葛藤。さくらのために、堂一に「さくらを愛して欲しい」と懇願する。さくらと陸雄の結婚を祝福し見守っていたが、千年桜が狂い咲きした10月に突然病に倒れ、病床につく。勝のアプローチに「病気が治ったら結婚しよう」と応えるが、4月に容体が急変。花の咲いていない千年桜を見ながら息を引き取った。比呂人から貰った手帳を肌身離さず大事に持っており、一緒に埋葬された。
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