守備記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 01:01 UTC 版)
守備位置ごとに記録するが、NPBでは外野手に限り左翼・中堅・右翼を同一とみなして集計する。MLBではLF/CF/RFを別個に扱う。野球の記録において、最も整備されていない分野である。 古典的指標として守備率と盗塁阻止率が用いられてきた。しかし、守備率は消極的な守備であっても良くなってしまう欠陥を抱えるため、野球用具の発達・グラウンドの改善によって失策数の減った現在では守備率のみで個人の守備力を評価するのは難しい。また、セイバーメトリクスからは守備機会の差や、アウトの損得・得失点の創出を意味しない問題が指摘される。補殺、刺殺で評価するのが簡便であるが、前述の問題からチームの総アウトで除したRF (レンジファクター) ・RRF (レラティブ・レンジファクター)が考案された。また、近年では打球の詳細なデータが得られるようになり、定量的かつ効果的な記録としてUZRが用いられる。 NPBでは守備イニングが公式に発表されていないという問題がある。とくに、UZRが算出されていない過去の選手について守備指標を推定するとき、この問題が顕著になる。そこで、守備指標を簡便かつ効果的に推定するため、攻撃時の交代・代打・代走の記録から守備イニングを推定する手法が提案されたことがあった。 試合(守備試合) 刺殺 補殺 失策 併殺 三重殺 捕逸 守備機会 守備率 盗塁阻止率
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