学生時代 - 絵から音楽の道への転身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 13:37 UTC 版)
「hyde」の記事における「学生時代 - 絵から音楽の道への転身」の解説
小学生の頃は、宮崎駿監督作のアニメ『ルパン三世 カリオストロの城』や高橋留美子作の漫画『うる星やつら』 などに影響を受け、将来は漫画家やアニメーターになりたいと思っていた。 中学の頃は、自分で漫画を描き、作品を週刊少年サンデーに投稿していたという。また、当時公開された映画『ランボー』の影響から、友人達と軍服を着て山や海でキャンプをするという生活を送っていた。他には、当時好んで聴いていたデュラン・デュランのジョン・テイラーなど、ニューウェイヴのファッションも真似て着ていた。 中学卒業後、「将来、絵を仕事にする」と決意したhydeは、大阪にあるデザイン専門学校のグラフィックデザイン科へ進学する。絵を描くことに自信はあったものの、自身が色弱で中間色の判別が難しいことから、「彩色の自信がまるでなくなってた」といい、hydeは「当然いきなり画家になれるわけでもないから、何かの職業につかなければならないじゃないですか。だから"これで就職できるのかな"って。(中略)当時僕は濃淡で表現することしか頭になかったから。いざ現実的な職業についた時の不安っていうのはすごく持ってた」と述べている。 自身が色弱であること、さらに在学中に周りの影響でギターを始めたことから、興味の対象が移り、結果的に音楽の道へ進むことを決意する。hydeは「音楽に色彩のチェックはなくて、僕が赤だと表現したものは、歌詞や演奏によって赤になる」「音楽を始めたときには悩みがなくなった」と音楽に惹かれた当時の心境を述べている。ちなみに、絵が得意であることを活かし、L'Arc〜en〜Ciel初期のライブ告知ポスターなどのデザインや、ソロ活動時のミュージックビデオの絵コンテを自ら描いていたこともある。また、作詞をするときに、制作中の曲を聴いて浮かんできたイメージを画用紙に絵を描き、それを見て歌詞を作っていた時期もあった。
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