女性による男性のレイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 10:03 UTC 版)
「レイプとジェンダー」の記事における「女性による男性のレイプ」の解説
詳細は「逆レイプ」を参照 女性でも男性に対して、非合意の上での性的行動を強要する事がある。この場合、力、薬物、アルコール、またはごまかしによって、レイプの行為を行う。女性の男性へのレイプの場合、男性の勃起などの応答が、自主的であると見なされるがそうではない。こういったレイプの場合、薬品などの影響下にあるか、または心理的影響により、しなくてはならない状況にあるのであって、それは必ずしも自発性や承諾を意味しない。 アメリカ合衆国やオーストラリアでは、教師が10代の男子学生を暴行するとして報道されるケースが多い。日本でも児童養護施設などで行われていたとして、埼玉児童性的虐待事件などが報道された。この種の事件では、「少年があまりにも純粋だと仮定しすぎなのでは」といったような女性の側に立脚した難癖が付けられることが多く、しばしば物議を醸す。例えば、和歌山少年暴行事件に関して、医師である藤田徳人は「生物学的な私見や、少年にとって女性は金づるだったのではないか」という想像から、「女性の(「双方愛し合っていたのだから無理やりではない」という)主張の方が信憑性がある」と分析した(断言はせず、自身がブログで「想像に過ぎないかもしれません」と述べている)。このような理屈による男性が被害者となることを認めようとしない議論は他にも多い。だが、実際には利用、強要されているに過ぎず、その形式が何であれごまかすことはできない。 女性による男性のレイプ被害者は、社会・政治・法律・制度上のあらゆる場面において、二重規範と戦う事を余儀なくされ、「レイプではない」と言われることさえある。そのため、女性のレイプ犯は不起訴になる事が多い。日本では、2017年の法改正により、男性に対するレイプも法的にレイプ(強制性交等罪)と認められるようになった。
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