女帝・皇婿とは? わかりやすく解説

女帝・皇婿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 23:54 UTC 版)

身位」の記事における「女帝・皇婿」の解説

自由民権運動高まりの中、1884年明治17年)頃には民間団体個人による私擬憲法多数発表された。この中で女帝可否、そして「女帝の夫の身位」についても議論が行われた。中でも政治結社嚶鳴社が行った賛否両論立場からの公開討論会様子東京横浜毎日新聞紙上連載された。 討論中反対論者島田三郎下記主張行った古来より女帝中継ぎの「摂政としての性質強く、かつ全員独身であったことは天理人情反し現代そぐわない 欧州諸国制度異なり女帝配偶者・皇婿となる適任者がいない。外国王族迎えることはできず、臣民では尊厳損な日本の現状男尊女卑であるため、女帝の上にさらに尊位があると受け止められかねない この島田主張対し賛成論者が反論し、さらに皇統絶えた場合措置にも論が及んだ1885年明治18年)から翌1886年明治19年初頭にかけ、宮中制度取調局の調査に基づく「皇室制規」が起草された。「皇室制規」では、男系絶えた場合措置巡って嚶鳴社討論会を基に井上毅強く反対した。井上意見により、1886年明治19年)の「帝室典範」では、女子女系継承規定全て削除され帝室典範廃案となり、その後の「皇室典範」の制定過程でも論じられることは無かった

※この「女帝・皇婿」の解説は、「身位」の解説の一部です。
「女帝・皇婿」を含む「身位」の記事については、「身位」の概要を参照ください。

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