太鼓楼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 13:52 UTC 版)
境内の東、築地塀の内側にある木造二階建の建物で、前述の「荒木如意寺系譜」は19世紀前半(文政年間 - 天保年間)の建立であるとする。下層は桁行6間(約10.9メートル)、梁間3間(約5.5メートル)、入母屋造、桟瓦葺、一軒疎垂木(あばらだるき)という構成で、茶所として利用されていた西と中央の2室と物入れの東の1室の、あわせて3室より成る。上層は桁行・梁間共に2間(約3.6メートル)、入母屋造、桟瓦葺、一軒疎垂木とし、下層の屋根の中央上部に乗りながら室内に太鼓を吊る。建立以来長らく荒廃していたものを、1981年(昭和56年)に大改造が施され、西の室は土間、中央と東の室は床張りで茶室として利用されることになった。2015年(平成27年)にも修理が実施され、外観が当初の姿に復することになる。太鼓楼は浄土真宗の伽藍に特有の大型建造物であるが、西三河地域での遺構はきわめて少なく、豊田市内では他に守綱寺(豊田市寺部町)のものが知られる程度である。 本堂(2019年(平成31年)4月) 山門(2019年(平成31年)4月) 太鼓楼(2019年(平成31年)4月) 鐘楼(2019年(平成31年)4月)
※この「太鼓楼」の解説は、「如意寺 (豊田市)」の解説の一部です。
「太鼓楼」を含む「如意寺 (豊田市)」の記事については、「如意寺 (豊田市)」の概要を参照ください。
- 太鼓樓のページへのリンク