大衆文化における人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 15:36 UTC 版)
「ルース・ベイダー・ギンズバーグ」の記事における「大衆文化における人気」の解説
米国の連邦最高裁では、リベラル派・保守派判事の構成状況によって妊娠中絶や銃規制など重大な憲法判断が大きく揺れ動くため、もともと連邦最高裁判事の去就は一般社会の注目を集めやすい。 とりわけギンズバーグは保守化した連邦最高裁においてリベラルな判断を示す貴重な存在であること、また慣例を破って一般メディアの取材にしばしば応じることから、性差別とたたかうリベラル派法律家の代表格として広く動向が注目されるようになった。 この傾向は共和党のトランプ政権発足前後からさらに強まり、ギンズバーグ判事の半生を題材にした子供向けの絵本が相次いで出版されたほか、判事を描いたマグカップやTシャツなど関連グッズまで売り出された。 3大TVネットワークNBCの人気バラエティ番組「サタデーナイト・ライブ」では、著名コメディアンのケイト・マッキノン扮するギンズバーグ判事が時事問題を取り上げるパロディを放送し人気を集めた。 こうした現象をとらえて、判事は「ポップ・カルチャーの新しい象徴」とも評されるようになった。 ケネディ大統領が「JFK」と呼ばれるのと同様、判事も名前の頭文字をとって「RBG」と呼ばれることが多い。また判事の動向をフォローする個人ブログが人気を集め、そのブログが著名ラッパー「ノトーリアス・B.I.G.」をもじって「ノトーリアス・R.B.G」と題されていた ことから、メディアでもその呼び名が使われることがある。 2018年には判事の活動を描くドキュメンタリー『RBG 最強の85才』や、伝記映画『ビリーブ 未来への大逆転』が公開された。後者は甥であるダニエル・スティールマンが脚本を担当し、ルース・ベイダー・ギンズバーグ役にはフェリシティ・ジョーンズを迎え、ミミ・レダーが監督している。
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