大樹『日立の樹』について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 00:10 UTC 版)
「日立の樹」の記事における「大樹『日立の樹』について」の解説
日立グループでは、CMに登場する大樹のことも『日立の樹』と称している。長期に渡って使用されているモンキーポッドが有名だが、上述の通り1973年の最初のCMでは映像にアニメーションが採用されていたほか、別の木をあしらったCMが存在する。 最も有名な『日立の樹』は、ハワイ・オアフ島にあるモンキーポッドの大樹であり、1975年 - 1979年の2代目CMで用いられた後、下記のマンゴーの木等に変更されたが、その後も視聴者の要望で1984年以降は一貫してこのモンキーポッドが使用されている。この木は、ワイキキから車で30分ほどのダニエル・K・イノウエ国際空港に程近いモアナルア・ガーデンという公園にある。同公園には『日立の樹』と同種の木が多数ある。 2006年現在、ジョン・フィリップ・ダモンの個人所有地だが、無料開放され、CMの撮影場所やハワイの観光名所としてツアー客等が訪れる。2007年にも身売りないし州政府に移管される計画があったが、いまや日立のイメージブランドにもなっていることから、日立が公園を管理する地元企業と年間約40万ドル(約4800万円)で営業目的での独占的撮影権を締結した。しかし、公園に関わる費用は年間60万USドルに上り、日立製作所からの収入を上回るとみられている。2009年には、増収も兼ねて日本人観光客向けの売店ができた。 この木は広大な土地に立つ一つの大樹に見えるが、実際には高速道路に面したそれほど広くない公園内にあり、ほとんど似た形状の複数の木の中の一本でありどれがCMの木か探すのに苦労する。CMの木にはゴミ箱が置かれていないため、それで区別ができる。CM撮影時には高速道路が写らないよう、また孤高の1本に見えるアングルを探して収録が行われた。 種類:モンキーポッド 樹齢:約120年 高さ:25m 幅:40m なお、日立の樹事務局によると歴代の大樹の正確な場所は現在では不明とのこと。 CM以外でテレビに登場することはほとんどないが、2010年10月23日に放送された『日立 世界・ふしぎ発見!』の25周年スペシャルでは、出演者一同がモアナルア・ガーデンを訪れ、日立の樹の前で番組撮影を行った。
※この「大樹『日立の樹』について」の解説は、「日立の樹」の解説の一部です。
「大樹『日立の樹』について」を含む「日立の樹」の記事については、「日立の樹」の概要を参照ください。
- 大樹『日立の樹』についてのページへのリンク