大学の商学部設置概況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 20:54 UTC 版)
日本国内における創成期の商業学校は、商法講習所(現・一橋大学)、三菱商業学校(慶應義塾分校)、大阪商業講習所(現・大阪市立大学)が設立され、その後大学へ継承されている。 その後、旧制商科大学が前身の一橋大学・大阪市立大学、旧制高等商業学校単独で新制大学に移行した小樽商科大学の三大学に設置されている。(なお「旧三商大」とは一橋大学、大阪市立大学、神戸大学の三大学を指す。) 商学部・経営学部を設置していない国公立大学では商学・経営学系は経済学部内に学科やコースとして存在している場合が多い。商学・経営学系と経済学系で学部が分かれている大学は商学部か経営学部どちらか一方の学部が設置されているのが通常であるが、私立大学の明治大学、専修大学、高千穂大学、愛知学院大学、名古屋商科大学、大阪学院大学、九州産業大学では商学部と経営学部が設置されており、専修大学を除いて、両学部同じキャンパスにある。 なお、商学士の称号を授与することができた最初の学校・課程は、東京高等商業学校(現・一橋大学)専攻部である。日本で最も歴史の古い私立大学商学部は、1904年に設立された明治大学商学部である。また、日本で最も古い旧制大学商学部は1920年に公示された大学令の下、1920年2月5日に改めて旧制大学に昇格し設立認可された早稲田大学商学部である(一橋大学は1920年3月31日、明治大学商学部は1920年4月15日、慶應義塾大学商学部は1957年)。学術団体については、1951年4月21日、日本商業学会が慶應義塾大学教授向井鹿松を初代会長として設立された。
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