大原鞍馬線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 07:34 UTC 版)
55:大原 - 江文峠 - 城山 - しずはうす前 - 市原 - (二ノ瀬バイパス) - 貴船口 95(北山バーディ号):大原 → 江文峠 → 静原学校前 → (バイパス) → しずはうす前 → 市原 → 貴船口 → 鞍馬(春分の日のみ1本運行) 城山 → 静原学校前 → しずはうす前 → 市原1986年:95系統の運行を開始。毎年春分の日から11月末までの休日に限って1日3往復の運転。 2011年:この年を最後に定期運行を終了。 2012年:春分の日に鞍馬行きを1便のみ運行する形態とする。 2017年3月18日:55系統の運行を開始。95系統も「春分の日に鞍馬行きのみ1便のみ」の形態で存続。 2021年3月20日:55系統の平日運行取りやめを受け、城山から市原へ一方向の区間便を設定する。 鉄道やバスで行くと直通ルートがなく所要時間がかかる大原と貴船口・鞍馬を府道40号下鴨静原大原線経由で直接結んでいる。そのため、一部区間では集落がある旧道ではなくバイパスを経由している。 95系統は1986年に運行を開始し、毎年春分の日から11月末までの休日に限って1日3往復運転されていた。しかし観光シーズンの渋滞による遅延の頻発や乗客数の減少などにより、2011年を最後に定期運行が終了となった。京都バスでは、大原と鞍馬という2つの観光地が将来にわたって人気化する可能性を捨てきれない一方、路線自体を一旦廃止してしまうと復活させるのに自治体等との調整を要するなど手続きに手間と時間がかかることから、保有している路線免許の維持のため、現在は毎年春分の日に片道1本のみ、つまり年に1便だけ運行するダイヤとしている。このことが「幻のバス」として広く知られるところとなり、2015年と2016年に運行された際にはテレビのワイドショーでとり上げられ、いずれの運行でも乗客の多さから、急遽もう1台臨時便が用意される(2016年にはその両便とも満員になった)ほどだった。2017年3月18日実施のダイヤ改正で大原 - 貴船口 間で定期運行が復活したが、95系統は廃止されることなく、春分の日のみ大原 → 鞍馬 間片道1便の運行という形態のまま存続している。 55系統は、2017年3月18日実施のダイヤ改正に伴い新設された路線。春分の日のみ運行の95系統とは異なり、土曜・休日に3往復運行される。また静原学校前 - しずはうす前 間は静原新道ではなく集落の間を縫って走る旧道を通る一方で、市原 - 貴船口間は二ノ瀬バイパスを通るといった点も異なる。なお、二ノ瀬バイパスを通るため、その間の上野中と二ノ瀬は通らない。
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