外国人留学生の受け入れ体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:46 UTC 版)
「早稲田大学」の記事における「外国人留学生の受け入れ体制」の解説
全学部で海外からの留学生を受け入れている。2015年5月1日時点、90以上の国と地域から、4921人が学ぶ。留学生受け入れ数は2014年5月1日時点、国内で1位である。 現在、留学生8000人の受け入れ目標を掲げる。これまでの積極的な留学生受け入れ体制が評価され、文科省の「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の対象に、政治経済学術院(政治経済学部)、理工学術院(3学部3研究科)、社会科学総合学術院(社会科学部)が、選定された。 国籍別に見ると、中国をはじめとするアジア地域からの留学生が多い。「アジアにおける教育・学問研究の結節機関」を目指し、学問研究においては「現代アジア学の創生」を、教育面では「アジア地域統合のための世界的人材育成拠点(概念図)」を掲げ、意欲的な取り組みが進む。こうしたアジア重視の姿勢は、建学の精神「東西文明の調和と融合」により、既に戦前の一時期、在学生の25%がアジアからの留学生が占めていたほどである。 1996年(平成8年)、社会科学部が、早稲田大学初の中国人専任教授となる劉傑を招くなど、語学教員以外での外国籍研究者の招聘を積極的に行い、教授陣のグローバル化も進めた。今後、外国人教員の比率を、20%にまで高めることを目標としている。2004年(平成16年)には、ほぼ全ての教員が英語で授業を行う「国際教養学部」を設置、東京六大学初、英語による授業だけで学位取得が可能な学部となった。2010年(平成22年)9月からは、理工学術院の3学部・3研究科に、英語による授業だけで学位取得が可能な「国際コース」が設置される(「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の一環で、政治経済学術院、社会科学総合学術院にも設置)。2014年に東京都中野区中野の警察大学校跡地に「中野国際コミュニティプラザ」が開設され、留学生と日本人学生が共同生活を行い交流できる施設のひとつとなった。
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