塗装変更とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 14:30 UTC 版)
「熊本市交通局1060形電車」の記事における「塗装変更とその後」の解説
2003年(平成15年)、熊本を舞台とする映画「聞こゆるや」の撮影にあたり、1063号はクリーム色を基調に紺色の帯を巻いたかつての塗装に戻された。映画が1980年代初頭の熊本を舞台とすることから、同年8月の撮影にあたって製作者側が車両を交通局から借り、舞台設定にあわせて外装を塗り直し、車内の両替機や運賃箱、料金表も当時のものに取り換えて撮影に使用した。撮影終了後は元の塗装に戻される予定であったが、そのまま運用に復帰。その後車体の傷んだ部分について大がかりな改修工事が実施された。 2013年(平成25年)には、かつて車掌が乗務していた時代に使用されていた「チンチン」と音が鳴るベルが乗車口に復元され、12月24日よりベルが鳴る電車として運転を開始した。ベルは車掌が運転士に対して安全確認完了を伝える出発合図に用いられていたものだが、ワンマン化されているためブザーの代用として発車時に鳴らされるようになっている。 そのほか2000年代以降の市電全車共通の改造には、2010年度(平成22年度)の常時記録型ドライブレコーダー設置、2011年(平成23年)3月の系統名変更ならびにラインカラー設定に伴う方向幕の更新(A系統が赤、B系統が青、その他臨時系統が黄色とされそれぞれ色付き方向幕に変更)、2014年(平成26年)3月のICカード乗車券「でんでんnimoca」導入に伴うICカードリーダー設置がある。また2012年度(平成24年度)より1063号を含む1350形までの旧型半鋼製車22両を対象に、2015年度(平成27年度)までの4年計画で乗降口ステップ嵩上げ、内外装の再塗装、シート・床の張替えなどからなる「市電車両リフレッシュ事業」が行われた。
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