堆肥化方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 23:53 UTC 版)
詳しい原理については「堆肥化」を参照 テーピングテープで成形した段ボール箱に基材を8分目程度投入する。 底部の通気性を保つためメッシュ構造の台や小さなブロックなどの上に置き床との間に空間を保つ。 生ごみ投入前に全体をよく撹拌する。これは切り返しとも呼ばれ、ダマになっている基材を砕き酸素を供給するためである。この際、段ボール箱を傷めないように注意する。 生ごみは水を切り基材に投入する。投入量の上限は、ミカン箱程度の大きさの段ボール箱を前提にすると、日量500グラムが上限の目安と考えてよい。底部の段ボールが湿っている場合は投入過多といえる。 生ごみが基材で隠れる程度に撹拌する。生ごみが段ボールに直接触れるとふやけて傷むので注意する。 虫が入らないように防護する。Tシャツのえりと肩をミシンで縫い合わせたものが便利で、段ボールコンポスト全体を覆うことによって防虫を図る。 人が生活できる程度の暖かく風通しの良いところに置く。冬季は屋内に置くことになるが、屋外設置が原則である。 生ごみは基材の量に応じて毎日投入することができる。 基材が生ごみの水分を吸収・分散し余分な水分は段ボールを通して蒸発する。このため段ボール箱の各面は床や壁などから離さなければならない。生ごみは好気性微生物によって最終的に二酸化炭素、水、硝酸塩に分解される。分解される過程で条件が整えば40℃以上に温度が上がるが、温度による防虫効果は期待しない方がよい。処理前の生ごみに卵を産み付けられないように注意する必要がある。
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