基板と雌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/01 00:56 UTC 版)
詳細は「コネクタ」を参照 電気回路や電子回路における基板同士や基板と他の部品を繋ぐコネクタでは、使いまわしをする側にメスを使用する場合がある。現在のコネクタはエッジコンタクトと呼ばれ、コネクタ内部の金具同士が擦れ合う際に金属表面が削れ、酸化していない地金同士が合金を作り、電気的接合を果たす。この金属同士のこすり合いでは、メスコネクタ内に金属の弾力を利用した一種のばねが用いられている。 抜き差しを繰り返す事で、メス側のばね機構がゆるくなるほか、メスコネクタ内に酸化金属や埃といった異物がたまりやすい。接点にこの埃や酸化金属の粉末が挟まったりすると接触不良となる。つまりメス側の方が先に機能を失って破損する。この受けとして基板上にはより単純な機構のオスコネクタが取り付けられており、メスの側のケーブルを受け止めるためのロック機構を備えるものも見られる。 ただしこれに沿わないコネクタもあり、特に金属同士のこすれを利用しない、メスコネクタ側の操作により接点面を圧接するタイプのコネクタでは、基板上にメスコネクタが取り付けられている。コンピュータのCPUなど集積回路の取り付けも、集積回路側がオス・基板側がメスとなっている。
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