坂道シリーズとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:21 UTC 版)
「AKB48グループ」の記事における「坂道シリーズとの関係」の解説
AKB48グループと同様に秋元康が総合プロデューサーを務める「坂道シリーズ」は、元々AKB48の公式ライバルとして結成された乃木坂46と、その後結成された欅坂46など「○○坂」の名称をもつグループの総称で、基本的にAKB48グループと坂道シリーズは分離していて、区別されている。その一方で『月刊AKB48グループ新聞』、テレビ番組『AKB48 SHOW!』、ラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』『AKB48の"私たちの物語"』、雑誌連載『よんぱち+』などAKB48グループがレギュラー出演する媒体に坂道シリーズもいくつか出演・登場してきた。 AKB48は「勢い、パワフル、タフ」、乃木坂46は「リセエンヌ」というキーワードで差別化が図られた。AKB48の作品への姉妹グループメンバーの選抜入りやグループ間での兼任がさかんなAKB48グループに対し、坂道シリーズ内に関してはグループをまたいだ選抜や兼任は行われず、またAKB48を代表するイベント「選抜総選挙」は坂道シリーズでは開催しないように、両グループは違った活動形態のなかで双方に異なる文化が形成されている。常設の専用劇場で公演を定期的に行うAKB48グループに対して、坂道シリーズは冠テレビ番組がアピールの場となる。コミック誌の水着グラビアに登場することが多いAKB48グループに対し、坂道シリーズは女性ファッション誌のモデルとして活躍するメンバーが多く、水着になる機会もほぼ写真集のみに限定されている。AKB48の向井地美音は「乃木坂46はプロレスのドラマはきっとやらないだろうし、なんでもありのおもしろさがファンを引きつけるのはAKB48の魅力」と分析している。 2014年に初めてAKB48グループと乃木坂46との間での人事交流が実施され、SKE48の松井玲奈と乃木坂46の生駒里奈を対象に「交換留学」と称した兼任が2015年まで行われた。実際の人事交流に先立ちフィクションではあるが、秋元康が企画・制作に関わった2012年1月放送開始のテレビドラマ『さばドル』では、主人公「渡辺麻友」が「秋元康」の意向より、AKB48から乃木坂46に電撃移籍する場面展開がある。同ドラマには、同年2月に1stシングルでCDデビューする乃木坂46のメンバーが実際に公式ライバルグループの乃木坂46メンバーという設定でゲスト出演していた。 楽曲でのコラボレーションは度々行われている。2012年に渡辺麻友のシングル『大人ジェリービーンズ』のカップリング曲「ツインテールはもうしない」を歌唱するためまゆ坂46として、初めてAKB48グループメンバーと乃木坂46メンバーによるコラボレーションユニットが結成された。2014年には小嶋陽菜と乃木坂46メンバーによりこじ坂46、指原莉乃と乃木坂46メンバーによりさし坂46がコラボユニットとして結成された。また、AKB48のシングルのカップリング曲のため、2016年に乃木坂46とのコラボユニット乃木坂AKB、2017年からは3年連続で坂道シリーズとのコラボユニット坂道AKBが結成された。
※この「坂道シリーズとの関係」の解説は、「AKB48グループ」の解説の一部です。
「坂道シリーズとの関係」を含む「AKB48グループ」の記事については、「AKB48グループ」の概要を参照ください。
- 坂道シリーズとの関係のページへのリンク