地理、構成、人口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 09:24 UTC 版)
「シュテーグリッツ=ツェーレンドルフ区」の記事における「地理、構成、人口」の解説
当区には人々の憩う豊かな自然が広がり、また様々な住宅地区、商業地区がある。特に西部にはヴァンゼー (湖)、またグルーネヴァルト (森)(ドイツ語版)南部にはクルメ・ランケ湖(ドイツ語版)、シュラハテン湖(ドイツ語版)があり、夏には多くの市民が訪れる。ダーレム地区(ドイツ語版)には数多くの学術研究機関やベルリン自由大学がある。ツェーレンドルフ地区(ドイツ語版)には様々な住宅地域、中心部には小売店が立ち並ぶ小区画がある。ダーレム南方のリヒターフェルデ地区(ドイツ語版)にはグリュンダーツァイト(ドイツ語版)期に建築された邸宅団地(ドイツ語版)であるリヒターフェルデ邸宅団地(ドイツ語版)があり、この地区の特徴となっている。また小売店集積地が数か所あるが、大きいものではない。加えて地区南部の一部には第二次世界大戦後にできた住宅地区がある(リヒターフェルデ南、Lichterfelde-Süd)。 その東のシュテーグリッツ地区(ドイツ語版)は、前述のツェーレンドルフ地区やリヒターフェルデ地区と比べ都市化が進んでおり、中心部のシュロス通り(ドイツ語版)はベルリン第2の繁華街となっている。南部のズュートエンデ区域(ドイツ語版)にはかつて邸宅が立ち並らんでいたが、第二次世界大戦でその多くが破壊された。またリヒターフェルデにはベルリン=ダーレム植物園・植物博物館がある。 人口分布は非常に差異が大きい。シュテーグリッツ地区とリヒターフェルデ地区に区民の約半数が居住している。人口密度は、ベルリンの地区全体でもシュテーグリッツ地区では高く、これに対してヴァンゼー地区(ドイツ語版)では低い。なおヴァンゼー地区は人口では区全体の約3%に過ぎないが、面積では最大であり、区全体の約4分の1を占める。 当区はベルリンの区の中で社会構造が最も高い。数々の邸宅地区を抱え、住民の平均収入は比較的高く、また失業率は2013年4月30日時点で10.1%と比較的低い。ダーレム地区、ツェーレンドルフ地区の湖沼地帯や森林地帯、リヒターフェルデ西のリヒターフェルデ邸宅団地は、ベルリンでは中心街に次いで最も人気の高い住宅地に数えられている。 区民の平均年齢は2012年12月31日時点で46.1歳とベルリン市内で最高であり、高齢者の最も多い区である(参考にフリードリヒスハイン=クロイツベルク区は平均年齢が37.3歳である)。
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