地方子会社の設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:53 UTC 版)
ガイナックスは2011年、赤井孝美の出身地鳥取県米子市に、赤井が代表を務める「ヨナゴフィルム」を開設し、同市主催の映画祭『米子映画事変』の事業を始めた。さらにこれを母体に2014年、子会社「米子ガイナックス」(代表赤井孝美)を設立したのを皮切りに、2016年にかけて「支部」と称する新会社を役員らの出身地やゆかりの地にあたる福島県三春町(福島ガイナックス、代表浅尾芳宣)、神戸市(GAINAX WEST、代表武田康廣)、新潟市(ガイナックス新潟、代表者非公表)、京都市(GAINAX京都、代表武田康廣)に立て続けに設立した。 ガイナックスはカラーからの貸金返還請求訴訟と自社の経営悪化が明るみに出た2016年12月、すでに5社から資本を引き上げて各社とガイナックス間に資本関係は存在せず、経営上は無関係であると表明した。 しかし奈良市の映像プロダクション経営者で、2010年設立のガイナックス子会社「吉祥寺トロン」(CG制作プロダクション)代表取締役を経て2015年3月にガイナックス取締役に加わった福島ガイナックス代表・浅尾芳宣については、実際にはガイナックスとの資本関係解消(2015年11月)以降も「無関係」表明直前まで継続してガイナックスの取締役を兼務しており、両社間では訴訟提起が表面化するまでに制作スタッフの強制移籍や制作資料の大量売却が行われていた。 福島ガイナックスは2018年8月20日、浅尾が代表権を持ったまま木下グループの完全子会社となり、社名を株式会社ガイナに変更する一方、ガイナックスが2013年に制作開始を発表したまま動きがなかった未完作『蒼きウル』について、山賀を監督・脚本に招き入れて制作すると発表した。
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