地形・地理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 07:14 UTC 版)
本公園は、火山活動や氷河の作用などによる特徴的な地形が多岐に亘る。 谷川地域を除く大部分が2,000m級の山々と、志賀高原に代表される火山の裾野に広がる火山性高原等の平坦地で構成され、浅間山や白根山(草津白根山(湯釜付近))などの活火山と、志賀山や苗場山などの古い火山とが、概ね群馬県、長野県および新潟県の各行政界周辺に点在している。谷川地域の中核をなす谷川連峰は、2,000mに満たない中級山岳であるが、山容はヨーロッパのアルプス山脈を彷彿とさせる景観を呈しまさしく高山的である。 河川は、日本海を河口とする信濃川(千曲川)水系と、太平洋を河口とする利根川水系に大別される。V字谷においては野反湖、奥四万湖などの人造湖(ダム湖)が存在する。草津・万座・浅間地域、志賀高原地域および苗場地域には、火口湖や火山性高原の窪地やカルデラに形成された池や沼が数多く存在し、こうした池や沼の一部は長年の土壌の堆積などにより湿原となって点在している。 公園区域全体に亘り温泉が数多く存在し、本公園内および隣接地区には大小の温泉宿泊地が古くから形成されている。
※この「地形・地理」の解説は、「上信越高原国立公園」の解説の一部です。
「地形・地理」を含む「上信越高原国立公園」の記事については、「上信越高原国立公園」の概要を参照ください。
- 地形・地理のページへのリンク