地下鉄漫才
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:09 UTC 版)
三球・照代の「地下鉄漫才」は当時の大人だけではなく、鉄道に興味を持つ子供たちにも広く受け入れられた。当時の2人のかけあいとして、 三球「…しかし、地下鉄の電車をどっから入れたんでしょうねぇ。それ考えると一晩中眠れなくなるの」 照代「あなたも面白いこと言うわね」 三球「あらかじめ電車を地下に埋めておいてトンネル掘りながら『確かこの辺に埋めたよなー』『あったぞあったぞ、電車が』なんて」 照代「そんなわけないじゃないの」 三球「じゃ、あなた知ってるんですか?」 照代「当たり前じゃない。地下鉄の階段から入れたんですよ」 三球「え、そうなんですか?」 照代「常識よ」 三球「そうなんですか。よく改札が通れましたねぇ。それ考えると、また眠れなくなっちゃう」 照代「寝りゃいいじゃないの。眠そうな顔をして」 といったものがあった。こうした漫才をテレビで観た子供たちが当時の営団地下鉄(現東京メトロ)の広報に「あの話は本当なんですか?」という問い合わせが夏休みなどに殺到し、営団は「実際には違います」と異例のPRを行う程だった。 この漫才が流行っていた1978年(昭和53年)2月28日には営団地下鉄(現東京メトロ)東西線の中野行き快速列車(営団5000系5018F、10両編成)が、南砂町 - 葛西間(当時、西葛西駅は未開業)の荒川中川橋梁上で竜巻による突風を受けて後部2両が西船橋方面行きの線路上に横転し1両が脱線するという事故(営団地下鉄東西線列車横転事故)が発生した。この事故はテレビで「地下鉄電車が突風で転覆」とテロップ速報された為に、地下鉄路線でも地上を走る区間が存在することを知らない人達の間に混乱を招いたという。 1978年7月、開業直前の都営地下鉄新宿線の車両搬入時には大島車両検修場に招かれ、10-000形がクレーンで地下に降ろされる作業を見学した。 1980年には『花王名人劇場』(関西テレビ放送制作・フジテレビジョン系)で当時の営団地下鉄総裁山田明吉と共演を果たした。
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