地上アナログ放送における影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:51 UTC 版)
「ウォーターマーク」の記事における「地上アナログ放送における影響」の解説
2009年1月12日から地上波アナログ放送においてNHKのみならずほとんどのテレビ局で右上に「アナログ」という文字を番組の放送中、原則として表記するようになった。そのことにより、従来からの4:3画面向けの番組映像を4:3画面サイズのテレビで視聴している場合でも画面右上の映像上に薄い透かし(ウォーターマーク表示)の「アナログ」の文字が表示されることになった。 まだ4:3サイズ画面映像で放送されている番組も多くあるため、あえてデジタル放送で録画する必要がない場合もあることからそれらの番組を放送する局に対して以下のような要望が@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}相次いだ[要出典]とされる。テレビ東京では『銀魂』や『ケロロ軍曹』、かつての『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』等の番組ではデジタル放送において著作側の意図を考慮したと思われる局側の都合により額縁放送が実施されており「アナログ」の文字挿入が実施されるまでそれらの番組を録画保存している視聴者にとっては映像保存用に邪魔な画面サイズ調整用の黒枠が付加されていない映像をそのまま放送する4:3画面のアナログ放送が最良の録画用ソース映像になっていた。 当時、読売テレビ(日本テレビ系列)では木曜夜9〜10時の『秘密のケンミンSHOW』、フジテレビでは同局製作の毎週木曜深夜のバラエティ番組『FNS地球特捜隊ダイバスター』・『アイドリング!!!日記』・『近未来予報ツギクル』3番組枠やアニメ番組『ちびまる子ちゃん』、TBSでは同局制作の木曜深夜アニメ枠、情報番組『ZONE』に限って4:3画面の番組配信を行っていた。そのような世相反響から現在はテレビ東京を含めてNHK教育と放送大学だけでなく、すべてのテレビ局において「4:3画面で制作されている番組」(デジタル放送においては通常は左右に黒枠が付加される番組)を4:3画角情報付き(これにより、対応機能付き4:3画面テレビ・レコーダー等では自動的に全画面に拡大表示される)パンスキャン放送の実施や現段階で4:3画面で制作されている番組を2009年4月から順次ハイビジョン制作へ移行したり画面左右へサイドパネルを付けるといった措置を取ることとなった。
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