国連の動きと経済制裁とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 国連の動きと経済制裁の意味・解説 

国連の動きと経済制裁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:51 UTC 版)

フォークランド紛争」の記事における「国連の動きと経済制裁」の解説

このように部隊派遣していたものの、イギリスにとって武力行使による奪回最終手段位置づけられており、できれば任務部隊派遣効果と対アルゼンチン経済制裁によって、アルゼンチン全面的に屈服するか、あるいは国連アメリカによる調停期待していた。サッチャーは、スエズ危機教訓踏まえてアメリカ国際法無視した武力行使ありえない考えており、まずこれらの地固め重視した。 しかし国連はもともと平和主義反植民地主義志向強くイギリス寄りでの調停期待し難かった。またイギリスとしては自衛権発動主張することも困難であった自衛権とは攻撃受けてから生ずるものであるのに対しフォークランド総督府は既に降伏し戦闘はいったん終結していたためである。4月3日には、アルゼンチンイギリスの間の開戦受けて開かれていた国連安全保障理事会において決議502号が出されアルゼンチンフォークランド諸島一帯からの撤退求めたが、これが精一杯であったイギリスでは軍事作戦並行して経済制裁についても検討しており、4月2日には国内アルゼンチン資産凍結しその額は15ドルにも及んだ。ただし当時アルゼンチン経済食糧エネルギー分野においては自給近かったことから短期的な影響小さく長期的な影響与えるためには諸外国との連携が必要であった欧州、コモンウエルス諸国、そして日本外交的にイギリス支持し、対アルゼンチン武器禁輸アルゼンチンからの輸入部分的停止、対アルゼンチン新規融資禁止などを含んだアルゼンチン経済制裁同意したが、日本経済制裁には追随しなかった。

※この「国連の動きと経済制裁」の解説は、「フォークランド紛争」の解説の一部です。
「国連の動きと経済制裁」を含む「フォークランド紛争」の記事については、「フォークランド紛争」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「国連の動きと経済制裁」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国連の動きと経済制裁」の関連用語

国連の動きと経済制裁のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国連の動きと経済制裁のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのフォークランド紛争 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS