国狭槌尊とは? わかりやすく解説

国狭槌尊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 05:45 UTC 版)

国狭槌尊
(『神仏図会』)

神世七代 第2代
先代 国常立尊
次代 豊斟渟尊

神祇 天津神
全名 国狭槌尊
別名 国之狭土神、国狭立尊
神社 熊野速玉大社物部神社
テンプレートを表示
「天地開闢」における神々(古事記による)

国狭槌尊(くにさつちのみこと)は、日本神話に登場する

概要

主に『日本書紀』の天地開闢の段に登場する神で別名国狭立尊(くにのさたちのみこと)。神代七代のうちの一柱である。

古事記』には大山津見神の子に天之狭土神・国之狭土神がいるが、どちらも神代七代に数えられていない。

神名「サツチ」の「サ」は神稲、「ツチ」は土、即ち神稲を植える土の意か[1]

神話での記述

『日本書紀』本文では、天地開闢の後国常立尊、国狭槌尊が登場し、次に豊斟渟尊が化生したとしており、これらの三柱の神は男神であると記している。

第一、第二と第四の一書では、国常立尊の次に国狭槌尊が登場し、他の一書には同一神とみられる神名は登場しない。『日本書紀』にこれ以降、国狭槌尊が神話に登場することはない。

祀る神社

脚注

  1. ^ 坂本・家永・井上・大野『日本書紀(一)』岩波文庫、補注1-九

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国狭槌尊」の関連用語

国狭槌尊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国狭槌尊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国狭槌尊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS