国後島へ移住
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 14:57 UTC 版)
「ワースフェニックス・ノカルド」の記事における「国後島へ移住」の解説
2017年、ロシア政府による極東への移住を推進する制度(国民へ土地1ヘクタールを無償で付与した)を利用して、ノカルドは国後島南部のゴロブニノ(ロシア語: Головнино (Сахалинская область))(泊村にあたる)近郊のドゥボヴォエへ移住した。移住後は用務員やトラクターの運転手などのアルバイトをして暮らし、またダイビングを行って魚介類を採取していた。 ノカルドは過去にロシアの野党を支持するマスメディア上で大統領のウラジーミル・プーチンを批判したところ政府から調査されたことがあり、ロシア本土で暮らしていたときから同国の諜報機関である連邦保安庁に監視されていたという。またノカルドは「国後島に来た当日に捕まって尋問を受けた。その後、常に監視されていた。国後島ではコネが無いといい仕事に就けず、明るい展望が見出せない。」と述べている。 国後島内でノカルドは友人に日本語を教わった。友人によれば、ノカルドは日本に憧れており、以前『ビザなし交流』で札幌へ行こうとしたが参加が叶わなかったという。その後、COVID-19の流行に伴って、2021年にはビザなし交流が停止されていた。 同島内にあるノカルドの自宅には、壁の一面に日本語で「人は」「幸せ」「意志と良心」「雌竜(めすりゅう)を探している」という文字が書かれていた。これについて、ノカルドは「YouTubeを見てロシア語から翻訳しただけ。特に意味はない。」と述べた。
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