国家間で共通する文字・数字表示法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 19:21 UTC 版)
「欧州連合のナンバープレート」の記事における「国家間で共通する文字・数字表示法」の解説
他の国が使用している登録番号との重複がないように配慮が行われているものの、重複が完全に避けられているわけではなく、時として駐車違反や自動カメラによるスピード違反の取り締まりにおいて問題を生じている。 スウェーデン、エストニア、フィンランド、ハンガリー、リトアニア、マルタ、キプロスでは、アルファベット3文字+数字3文字(例:ABC-123)。 ノルウェー(EU未加盟)、デンマークでは、アルファベット2文字+数字5文字(例:AB 12345)。両者の見た目は非常に似ているが、デンマークのプレートには赤い縁取りがある。 オランダ、ポルトガルでは、2文字(アルファベット、もしくは数字)×3群の表示:「AB-12-CD」、「12-34-AB」、「12-AB-34」、「AB-12-CD」など。ただし、オランダのプレートは黄色地(タクシー用のみ青地)であり、ポルトガルのものは白地である。オランダでは、幾つかの不適切な組み合わせ、すなわちナチスを連想させる「SS」や「SD」などが欠番となっているほか、「AA」は王室専用として確保されている。オランダでは上記の組み合わせが2008年に満杯となり、新規登録車の番号は2数字-3文字-1数字の組み合わせ(例:12-ABC-3)に移行した。 現在のイギリス、及びルーマニアの大部分の地域(首都ブカレスト以外)では、「AB12 CDE」のようなパターンの表示が採用されている。両者はフォントやスペースのスタイルが異なり、またイギリスではリアのプレートが黄色地である。 フランスとイタリアでは、同配色のプレートに、同じアルファベット2文字+数字3文字+アルファベット2文字の組み合わせが採用されている。フランスでは数字の前後にハイフンを入れるのに対し(例:「AB-123-CD」)、イタリアではハイフンが無く、数字の前に小さく簡略化した国章を配する(例:「AB・123CD」「・」の部分が国章に相当する)。この二国は隣接し、それぞれの交通の往来が盛んであることから、混同による混乱のリスクが最も高い。
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