噴火警報の補足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 10:13 UTC 版)
噴火予報・噴火警報は火山の活動度を5段階に区分し警戒避難体制とリンクさせた気象庁の警報だが、より細かな変化や、避難を必要としない降灰の予報、日々の火山活動状況などは、以下に挙げる別の情報として発表される。特に、登山や火口周辺への立ち入りが可能な噴火予報(噴火警戒レベル1)の段階で、火山活動が高まったものの噴火警報(噴火警戒レベル2以上)への引き上げには及ばないような場合、「火山の状況に関する解説情報」でその旨が伝えられるため、留意が必要である。 火山の状況に関する解説情報 - 火山活動が活発化している際、臨時にまたは定期的に発表。火山性地震や火山性微動の回数、噴火や噴煙などの活動状況を報告。注意事項や警戒事項を説明。 噴火に関する火山観測報 - 噴火の際に逐次、発生時刻や噴煙の高さなどを報告。 火山活動解説資料 - 通常は定期的に(毎月)、必要に応じて臨時に発表。図表を用いて、火山の活動状況を報告し、警戒事項を説明。 週間火山概況、月間火山概況、地震・火山月報(防災編) - 火山活動の状況や警戒事項を定期的に、全国まとめて、あるいは地方毎に報告。 降灰予報 - 噴火で火山から離れた地域に火山灰降下が予想される際、臨時にまたは定期的に発表。 火山ガス予報 - 噴火で居住地域に有毒の火山ガスが到達すると予想される際に発表。 詳細は気象庁のページ「気象庁が発表する火山に関する情報や資料の解説」を参照。
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