和敬塾本館(旧細川侯爵邸)について
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和敬塾本館(旧細川侯爵邸)は、細川家第16代細川護立侯(元首相細川護煕の祖父)により建てられた昭和初期の代表的華族邸宅である。平成10年(1998年)3月13日に東京都有形文化財に指定されている。関東大震災後の昭和7年(1932年)に建物の設計を大森(茂)建築事務所に、施工を大林組に依頼し、昭和11年(1936年)12月に竣工した。旧細川侯爵邸は邸宅だけでなく、庭園自体も有形文化財に指定されている程、非常に価値のある庭園を持つ。昭和30年(1955年)、前川喜作が和敬塾を設立した際、邸宅を含む敷地約7000坪を細川家より購入した。和敬塾は、本館を塾生(寮生)の教養講座の活動の場として活用し、また識者を招聘しての講演会・シンポジウムの開催など、塾生の知育・徳育の場として積極的に活用をすすめながらも文化財として大切に保存している。また、最近では結婚式の会場に使われることもあり、さらに映画やドラマ撮影のロケにも使われることもある。一般公開は不定期に実施されている。尚、新江戸川公園(現 肥後細川庭園)・永青文庫もかつては細川侯爵邸の敷地内にあった。 ※所在地:東京都文京区目白台1-21-2 ※構造及び形式:鉄筋コンクリート造、地上3階・地下1階建、1階面積約585.82㎡、延床面積 約1863.59㎡、建築面積 8648.2㎡、銅板段葺及び陸屋根
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