周辺の小島や岩礁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 08:50 UTC 版)
沖ノ島の周囲には小島や岩礁、瀬が複数ある。島の南側約1キロにある小屋島と御門柱・天狗岩が沖ノ島の鳥居の役割を果たしているとし付帯施設として世界遺産候補の構成資産となり、世界遺産に求められる完全性(インテグリティ)としての法的保護根拠を満たすため史跡の追加指定がなされた。小屋島(標高29m)は瀬渡しの釣り船に紛れ込んで上陸したネズミがカンムリウミスズメを捕食し、生態系を脅かしている。 沖ノ島の北岸から20~30mにあるノリ瀬(北緯34度14分59.74秒 東経130度6分11.48秒 / 北緯34.2499278度 東経130.1031889度 / 34.2499278; 130.1031889 (ノリ瀬))は、「海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」(総合海洋政策本部決定)に基づき排他的経済水域の外縁を根拠付ける離島として2011年(平成23年)に行政財産化され、翌年にノリ瀬が正式な名称として地図・海図に記載されることになった。 この他、島の港湾施設目前にケーソンの防波堤があり、釣り目的で女性でも上陸が可能であったが、世界遺産登録に伴う島周辺域への接近制限により男性も含め上陸できなくなった。 また、島北東部の海底岩礁では人工的な階段や道らしい遺跡のような構造も見つかっている。一般に海底遺跡と呼ばれているが、学術的検証は行われておらず正式な遺跡として確定しているわけではない。
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