吟の夢【ギンノユメ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9639号 |
登録年月日 | 2002年 1月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 吟の夢 よみ:ギンノユメ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高知県 | |
品種登録者の住所 | 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中村幸生、亀島雅史、溝渕正晃、宇賀博之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山田錦」に「ヒノヒカリ」を交配し、葯培養、染色体倍化により育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における成熟期は中生の中、やや大粒で心白が多、穂発芽性が難の酒造用水稲、粳種である。草型は偏穂数型、稈長はやや長、稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度及び穂長は中、穂数はやや多、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は少、芒長は短である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、心白の多少は多、大小は中である。出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性はやや易である。穂いもち圃場抵抗性は弱、葉いもち圃場抵抗性及び白葉枯病圃場抵抗性はやや強、ごま葉枯病抵抗性は強である。「露葉風」と比較して、草型が偏穂数型であること、穂数が多いこと等で、「山田錦」と比較して、稈長が短いこと、穂発芽性が難であること、葉いもち圃場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に高知県農業技術センター(南国市)において、「山田錦」に「ヒノヒカリ」を交配し、雑種第1代で葯培養し、染色体の倍化を行い、得られた実生の中から選抜、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、5年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「高育酒54号」であった。 |
吟の夢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
1990年、都道府県による開発。同県農業技術センターにて山田錦/ヒノヒカリを交配、1998年選抜固定、2002年品種登録。県産第一号の酒造好適米。吟醸酒向き。
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