吝嗇家説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:03 UTC 版)
真偽は不明であるが、吝嗇家と証言する人は少なくなく、金銭面では様々なエピソードが知られている。そのためレッド・ツェッペリン時代に「レッド・ウォレット(鉛の財布)」と揶揄されたことがある。 もっとも「俺はケチじゃないぜ、締まり屋なのさ。この差は大きいぜ。」と本人は語っている。通常、権利面では厳しくレッド・ツェッペリンの楽曲の使用料は高額である。また、来日の際には決まって輸入レコードショップなどに立ち寄り、不法に製造販売されている「海賊盤レコード、CDを自身で大量に押収して持ち帰っている」。ただしブートレグを押収したレコード店に対しては店主との写真撮影や店内の客との即席のサイン会などに快く応じ、その協力に報いている。 その一方で広島公演での慈善チャリティーなど、高額の寄付をした例も多数あり、チャリティー活動に関して積極的であることも知られている。 なお、ペイジと交流のあった成毛滋が、文化放送のラジオ番組「パープルエクスプレス・ドクターシーゲルとイリアちゃん」の放送時に語ったエピソードによると、ペイジはレッドツェッペリン結成時に、自身が求める重厚なサウンドが出せる、ボディがメイプルトップ&マホガニーバックのギブソン・レスポールモデルを購入しようとした。しかし当時既にレスポールモデルは、マホガニーの薄くて軽いボディのSGにモデルチェンジしていたため、仕方なく中古の旧レスポールを購入したところ、ミュージシャン仲間に『中古のギターを買うなんて、お前ケチだな』と言われ、それが後々まで『ジミー・ペイジはケチだ』として語られるきっかけとなったという。また、『ジョー・ウォルシュから500ドルでレスポールを買ったので色々言われてるけど、当時(1969年頃)は程度の良いタイガーストライプの59年製だってダン・アームストロングのショップで750ドル出せば誰でも買えたんだ。ウォルシュのギターは最初からネックが削ってあったし、全てがクールだったんだ。』ともペイジ本人が答えている。
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